キャリア自律ブームの裏で、約半数が「将来を話す機会がない」と回答/『lotsful』が令和のキャリアコミュニケーションの実態を調査

上司と部下の対話が業務・評価に偏り、50%超がキャリアを語る機会を持たない点は、企業の人材育成や制度見直しの優先課題になり得ます。

記事の概要

パーソルグループのlotsfulが20〜40代の会社員660人を対象に実施した調査(2025年10月)で、上司と部下のコミュニケーションはコロナ禍以降「頻度は変わらない」が最多ながら、フルリモートでは増加傾向が見られました。会話の中心は業務進捗や人事評価で、部下の50.3%がキャリアや将来について話す機会がないと回答し、上司は本音を引き出しにくく、部下は評価を恐れて本音を言いにくいと感じていることが明らかになりました。副業への関心は高い一方で実践は限定的で世代・性別差があり、信頼できる距離感に基づく支援型マネジメントの必要性が示唆されています。lotsfulは副業マッチングや企業向けの「キャリアサークル」で支援を行っていると報告されています。

記事のポイント

  1. 将来を話す機会の欠如:部下の50.3%が上司と将来について話す機会がなく、キャリア支援が日常業務に埋もれていることが示されています。
  2. 業務・評価偏重の対話:会話は業務進捗や評価に集中し、上司の関与がキャリア形成に十分結びついていない実態が明らかです。
  3. 副業への関心と実践のギャップ:副業への関心は高い一方で実践は限定的で、社内制度や心理的障壁がキャリア自律を妨げている可能性があります。

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valuepress

パーソルイノベーション株式会社のプレスリリース(2025年11月26日 11時)。上司と部下の“キャリア対話”に空白か?…

キャリア自律ブームの裏で、約半数が「将来を話す機会がない」と回答/『lotsful』が令和のキャリアコミュニケーションの実態を調査
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