オリィ研究所とくらしアプライアンス社が障害者人材による社内インタビューの共同実証を開始

障害者自身が取材・執筆を担い、分身ロボット等で物理的制約を克服する点が新規性で、社内理解や雇用の在り方に影響を及ぼす可能性があります。

記事の概要

株式会社オリィ研究所とパナソニック株式会社 くらしアプライアンス社は、障害者人材による社内インタビューと記事作成を共同で行う実証実験を2025年11月から3カ月間実施します。オリィ研究所は分身ロボットOriHimeやビデオ会議・チャット等で業務遂行の仕組みを提供し、くらしアプライアンス社は取材環境の提供と作成記事の社内公開、社員からのフィードバックを行います。背景には法定雇用率改訂後も障害者雇用が十分でない課題があり、今回の取り組みは実務経験を通じた理解促進と成長機会の拡大の可能性を探るものです。開始時・終了時には対外発信も行います。

記事のポイント

  1. 実務参加による理解促進:障害者が実際の取材・執筆を担当することで、職務能力や職場での貢献を社員が直接理解でき、偏見の是正につながる可能性があります。
  2. 技術で制約を補う仕組み:分身ロボットやビデオ会議・チャットを活用して移動困難や身体制約を補完する運用モデルを提示し、遠隔就労の実効性を検証します。
  3. 雇用モデルの波及効果:社内公開とフィードバックによって得られる効果測定が、他社の障害者雇用や社内コミュニケーション施策の導入判断に資する可能性があります。

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000019066.html