第4期特定保健指導の成果評価に関する分析結果を公表

初回面接までの平均202日という遅延が体重・腹囲に影響し、健診時基準だけでは介入効果を適切に評価できない点を示したことが新規性で、保険者の評価手法見直しに影響します。

記事の概要

株式会社インサイツは第4期特定保健指導(N=510)について成果評価の分析を行いました。その結果、特定健診時からの主要達成目標(腹囲▲2cm・体重▲2kg)と、実際の介入成果を示す初回面接時からの腹囲・体重変化は一致しないことが多いことが明らかになりました。特に特定健診受診日から初回面接実施日までの平均所要日数は約202日(約6〜7か月)と長く、この期間に体重が平均で+0.4kg増加する傾向が見られます。初回面接時に増加している人は主要達成目標の達成が難しくなる一方で、介入後に改善するケースも多く、逆に初回面接時に既に減少している人は目標達成しやすいが介入による追加改善が乏しい場合もありました。これらから、健診時からの変化と初回面接以降の変化を性質の異なる指標として併せて評価することが重要であると結論付けています。今後も成果の「見える化」を通じて保険者・関係機関向けに知見を発信していくとのことです。

記事のポイント

  1. 指標の乖離:特定健診時からの主要達成目標と初回面接基準の介入成果が一致しないことが確認され、評価指標の使い分けが必要です。
  2. 面接までの遅延影響:平均202日という長期間で体重が平均+0.4kg増加する傾向があり、初回面接までの遅延が評価や介入効果に大きな影響を与えます。
  3. 評価方法の見直し提言:健診時からの変化と初回面接以降の変化を性質の異なる指標として併せて確認することが重要で、保険者の成果評価や政策設計に示唆を与えます。

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株式会社インサイツのプレスリリース(2025年12月19日 09時00分)第4期特定保健指導の成果評価に関する分析結果を…

第4期特定保健指導の成果評価に関する分析結果を公表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000029004.html