博報堂キャリジョ研プラス「結婚による名字の変更に関する意識・困りごと調査」

就業中の既婚女性の多くが結婚時の名字変更に実務的な不便やキャリア面での影響を感じていることを明示し、選択的夫婦別姓の意向に男女別の傾向を示した点が注目されます。労働市場における女性の活躍推進と名字変更問題の関連を具体的に示した調査です。

記事の概要

株式会社博報堂の社内プロジェクト「博報堂キャリジョ研プラス」が実施した「結婚による名字の変更に関する意識・困りごと調査」の結果を報告しています。調査対象は就業中の20~50代既婚女性1,000名で、名字変更経験者が約9割に及び、その多くが名字変更に伴う不便を感じていることが明らかになりました。特に仕事の重要度が高い女性の約6割が実務上の不便やキャリアの阻害を実感しており、「実績ロス」や「時間ロス」が存在することが示されました。また、選択的夫婦別姓が法的に認められていた場合の意向も調査され、仕事を重視する女性ほど夫婦別姓を希望する傾向が強いことがわかりました。調査では具体的な困りごととして名義変更手続きの煩雑さや本人確認の手間、キャリアの正確な評価の難しさなどが挙げられています。こうした結果は、社会的議論の一助とすることを目的としています。

記事のポイント

  1. 名字変更による実務的な不便の具体化:名義変更手続きや本人確認など、婚姻時の名字変更による具体的な困りごとが明らかになりました。
  2. 仕事の重要度と名字変更による影響の関連:仕事を重視する女性ほど名字変更による『実績ロス』や『時間ロス』を強く感じている傾向が示されました。
  3. 選択的夫婦別姓制度に対する意向の違い:仕事の重要度が高い女性において、夫婦別姓を希望する割合が全体より高いことが判明し、制度議論の参考となります。

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株式会社博報堂のプレスリリース(2025年7月24日 13時00分)博報堂キャリジョ研プラス「結婚による名字の変更に関す…

博報堂キャリジョ研プラス「結婚による名字の変更に関する意識・困りごと調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001024.000008062.html